【ADHD・自閉症スペクトラム症】発達自然療法の4つのアプローチと効果的な活用法
発達障害のお子さんへの様々な支援方法の中で、お薬に頼らない自然なアプローチとして注目されている「発達自然療法」についてお話ししますね。
ADHDや自閉症スペクトラム症、発達グレーゾーンのお子さんに効果がある理由も併せてご紹介しますので、ぜひ参考にされてくださいね。
発達自然療法は、脳神経の発達の土台を整えて、お子さんが本来持っている力を引き出すことを目指します。
4つの体系的なアプローチを組み合わせて順番に進めることで、様々な発達特性に対応していきます。
1. ブレインステムアプローチ – 脳の安心安全を育てる
脳の発達には順番があって、まずは「安心安全を獲得する」ところからスタートします。
ADHDのあるお子さんは、しばしばストレスや不安を感じやすく、それが落ち着きのなさや衝動性につながっている為、
このアプローチでは、お子さんだけでなく、保護者の方の安心安全も大切にしているんです。
また、親自身もリラックスした状態でいることが、お子さんの脳の発達を促す土台となるので、まずは保護者の方から、アプローチをしていきます。
2. デトックスアプローチ – 神経の働きを阻害する要因を取り除く
環境中の化学物質や重金属などが、神経系の働きに影響を与えることがあります。
特に自閉症スペクトラム症のお子さんは、これらの物質の解毒機能が弱いことが研究で示唆されているんですよ。
クレイセラピーなどを用いたデトックスアプローチは、体内に蓄積した有害物質の排出を促して、神経伝達をスムーズにすることを目指します。
3. ファンデーションアプローチ – 皮膚からの刺激で神経系、ホルモン、脳神経へ良い影響を与える
触覚や前庭感覚といった基礎感覚は、より高次の認知機能や社会性の発達の土台となります。
タッチセラピーを取り入れたファンデーションアプローチでは、これらの基礎感覚を整えて、発達の土台を強化していくんです。
特に感覚統合に課題のあるお子さんには、このアプローチが効果的なんですよ！
4. ナーブアプローチ – 自律神経の働きを整える
ADHDや自閉症スペクトラム症のお子さんが抱える困難の一つに、ストレス、不安、不眠、といった現状があります。
ナーブアプローチでは、アロマを活用して自律神経のバランスを整え、脳の興奮状態を抑え、呼吸を深くすることで、リラックス状態を作ること、神経系の働きを強めること、を目指します。
発達自然療法は、これら４つのアプローチを個々のお子さんの特性や状態に合わせて組み合わせることで、総合的な発達支援を行います。
詳しい実践方法や専門的なアドバイスについては、発達自然療法の専門家にご相談くださいね！
